気が付けば5月もあっという間に終わり、無職生活2回目の6月がやってきてしまいました。
という事で、このブログにも満たない駄文置き場も開設してから1年を迎えたことになります。
普段は日記代わりに週1回の書き殴りをしているだけなのですが、折角の節目という事でお絵描き方面と生活方面をそれぞれ振り返っておこうかなと思いました。
お絵描き力ビフォーアフター
比較としてある程度参考になるように、両方ともほぼ同じ状況になるようにして絵を描きました。
- 使用ソフト(CLIP STUDIO PAINT)
- 使用機材(xp pen deco 03及びTour Box NEO)
- ラフ作成時に使った3Dモデルのスクリーンショット(イージーポーザー)
- 1枚に掛ける製作時間(おおよそ半日程度)
あたりを基本的に同じ条件にしています。
製作時間だけは完全に同じには出来ませんでしたが(当時計測をしていた訳では無かったので)、ビフォーより明らかに時間を掛けて描いた絵をアフターとして提示したレベルではないと思います。
Before(無職生活初日に描いた絵)
After(無職生活1周年に描いた絵)
感想
見返してみると、思ったより変わっていますね。
描いたキャラは完全にオリジナルで、魔法少女系の何かを描きたいとか思っていたようですが、当時の事はよく覚えていません。
顔と塗りに関してはそれなりに成長していて嬉しかったですが、首から下の線画に関してはまだまだいまいちだなと思ってしまいました。
ただ、今回に関しては時間制限が明確にあったために色々とスルーせざるを得なかった修正点がいくつもあり、それに気付けたというのは目の方も多少成長してくれたという事なのかなと思います。
もちろん修正が出ないようにラフの段階で詰められていればもっと良かったのですが。
全体的に、ビフォーがド素人であった分、アフターに関しては初心者くらいにはなっているかなと感じます。
1年間のろのろとしながらも描き続けてきた結果としては、せめて及第点に達していれば嬉しいのですが。
まだまだ満足のいく絵にはなっていないので、今後ともマイペースではありますが精進していきたいです。
来年もこのくらい伸びていたらいいな……。
無職生活の感想
◇1年間で無くなったお金の話◇
この1年間は有職中にせこせこ蓄えていた貯金を一方的に吐き出しながら生きてきました。
正直な話通帳を見るのが面倒&恐ろしくて一切使用額を確認していなかったのですが、流石にこのままでいる訳にはいかないと一念発起し、どんぶり勘定ですが色々と数字と向かいました。
以下、その結果出てきた数字です。
1年間で口座から消えた金額 220万円
(内訳)
こうしてみるとなかなかえげつない数字となっています。
私の場合は退職と同時に引っ越して新しい物件に移らなければならないという事情から、保障費等も含めた家賃及び生活必需品の購入等でかなり余計な出費があったので、それが無ければもう少し抑えられたかもしれません。
引っ越し先の家賃(月4万5千円)も色々と重たいですが、無職でも入居できる物件が他にどれほどあるか分からなかったので、仕方がないと割り切りました。
光熱費に関してはほぼ1日中家にいる&PC付けっぱなし&プロパン物件であるため割と重めになっています。
生活費に関してはもう少し抑えられる部分だと思うので、努力不足ですね。
そしてなんだかんだで社会保障費で持っていかれる約60万円が厳しいです。
なおこの1年間で病院に掛ったことは事は一度としてありません。きつい。
今年度からは国保代がもっと安くなると思うので、少しは軽くなることを祈ります。
全体的に退職前に計算していた数字と大きく隔たりはありませんでしたが、生活費に関しては少々想定よりも高い結果となってしまいました。
仮に退職前に戻って自分にアドバイスするならば、出来ればもう少し家賃の安い物件を探す事と生活費の節約を考える事を伝えますが、焼け石に水程度かもしれません。
税金様の負担が本当にえげつなかった、というのが1年間の感想です。
◇1年間の生活の話◇
無職になってよかったと思ったこと
- 睡眠時間をしっかり取れるようになった
- 食事が健康的になった
- 仕事や人間関係から来るストレスとは無縁になった
- 自分のためだけに時間を使えるようになった
当たり前と言えば当たり前すぎる程度の感想ですが、こんなものしか思いつきませんでした。
もともとインドア引きこもり系の人間だったので、退職して世界を巡るとかやったことのないことに挑戦しまくると言った行動は起こす気にならず、毎日が土曜日を1年間続けてきた感覚です。
もちろんそれが最高であることは言うまでもないのですが。
無職になってきついと思ったこと
- 能動的に作っていかないと生活のリズムがグダグダになる
- 無職が故に生まれるストレスからは逃げられない
- 明らかに体力が落ちた
- 世間様の目が若干気になる
こちらも当たり前の感想しかありませんね。
生活のリズムや体力の問題に関しては、ある程度自律して行動することで解消が可能だとは思うのですが、自分に甘すぎる私にとっては厳しいものがありました。
特に運動に関しては、後述する世間様の目を気にしてしまう癖と相まって中々外で運動することが出来ないままでいます。
ストレスに関しては、仕事や人間関係から来るものが無くなっても、結局自分の内側から来るものからは逃げられなかったという感じです。
自分の将来だったり、目減りしていく一方の口座残高だったり、またはなかなか絵の上達に繋がる行動をとれない事にだったりと、割といつも緩やかに首を絞められている感覚に襲われています。
私はまだ貯金が比較的残っているのでこの程度で済んでいますが、もっと手持ちが少なかったら余計ひどいことになっていたんだろうなと思います。
世間様の目というのも自分の内側にある負い目から来るものですが、いい歳した人間がずっとぶらぶらしているという姿を見られるのがどうにも居心地悪く、外に出るのが在職中よりも億劫に感じるようになりました。
開き直ってしまえば楽だと思うのですが、なかなかそこまでたどり着けません。
現状での総括
きつかったことの方が圧倒的に多い文章量となってしまいましたが、実際のところ在職中の方がよっぽどきつかったです。
今のところ、個人的な幸福度としては無職になった現在の方が数段上です。
今後の事を考えないようにすれば、これほど快適で素敵な生活は無いだろう、というのが現状の私の思いです。
朝8時に起きてやりたいことだけやって日付変更前に寝る生活は最高です。
今後について
正直な話、退職する前には1年も無職を続けていれば飽きて職探しでも始めるだろうとぼんやり思っていました。
もしくはやりたいと思っていた絵の練習すら上手くならないと投げだして、ぐっだぐだな生活を送っているだろう、とも。
現在の私はそうした退職前の予想とは違い、無職生活全然飽きないし仕事を探す気にもならないしお絵描きするの辛いところもあるけどそれなりに楽しいし、という総合的に見て充実した生活を送っています。
将来への不安と天秤にかけても、もうちょっと現状を続けていたいと思ってしまうくらいです。
色々なものから目を逸らしているのはわかっているつもりですが、こういう人間なのでしょうがないと思うくらいには開き直りました。
という事で、もう1年だけ決断の時を引き延ばすことにしました。
自発的に茹で蛙になりにいっているようにも思えますが、まぁ大丈夫でしょうと楽観的に踏み切ろうと思います。
現状の貯金なら、1年後から職探しを始めても追加で1年くらいは生きていける計算にはなっているので。
あと1年、もっとお絵描き力を上げて、再び社会に出ても自分の心の拠り所として誇っていけるようなレベルになることが、私のこれからの目標です。
また、折角続けてきたので週1更新での日記に関しても継続していきたいと思います。
………少しくらいブログっぽく体裁を整えるかと思ったらめちゃくちゃ時間がかかりました。大変だぁ。